野球肘、離断性骨軟骨炎、肘検診


こんにちは!

久里浜を元気MAXに!

久里浜駅前接骨院 院長 沼川です!

 

今回は、当院でも来院される事の多い、野球肘について最近来院された方の症例をご紹介致します。

 

今回の症例は、野球肘の中では発生率の低い

『離断性骨軟骨炎』

です。

 

離断性骨軟骨炎とは下図の○で囲まれた部分の軟骨が壊死をしてしまう病態です。

 

 

ここで、離断性骨軟骨炎の特徴を3つお伝えします。

 

1、無症状に症状が進行する事が多い。

2、痛みが出始めた頃には病態が進行し、手術適応となる事が多い。

3、10才〜の発生頻度が高い

 

上記のような特徴があります。

 

また、離断性骨軟骨炎の病期分類は以下の通りです。

 

 

・透亮期(初期):軟骨層が壊死してくる時期

・分離期(中期):壊死した軟骨が剥がれる時期。この頃から痛みを訴え始める

・遊離期(後期):剥がれた軟骨が関節内に遊離(関節ねずみ)する時期。

 

上記の分類に分けられますが、分離期〜は手術の適応となる事が多くあります。

透亮期は無症状に経過する事が多い為、痛みを訴える頃には手術適応となる事も珍しくありません。

 

その為、投球時など肘の違和感を感じた場合は早期に診察を受ける事が重要となります。

早期に発見される場合だと、LIPUS(骨癒合、軟骨の再生を促進する超音波)等の治療で改善する事が出来ます。

 

・痛いというと練習が出来ない。

・試合に出られない

・レギュラーを外される

 

選手としてこのような葛藤があるかと思います。

その選手にとって

我慢しながら目の前の試合、練習をこなしていく事が正解なのか

それとも先を見据えて治療に専念すべきなのか

 

これは選手の置かれた状況や考え方によって大きく変わるかと思います。

その選手が選択した事に対し我々が出来る事を精一杯サポートする。

その結果、その選手が選択した事に胸を張ってもらえたら嬉しいです。

 

一度しかない人生、一度しかない青春を充実させてもらえるよう日々精進です(^ ^)

 

当院では、野球肘の早期発見や、予防やパフォーマンスアップに向け

各チーム毎に

選手向けにエコーでの肩・肘のチェック、トレーニング指導

指導者、保護者向けに投球障害についての講義

お母様向けに栄養についての講義

を実施しております!

 

各チーム、ご相談頂ければどこにでも向かいますのでお気軽にご相談下さい(^ ^)

 

横須賀のスポーツが盛り上がり、夢を持った選手、監督コーチ、親御様を応援出来る事が嬉しいです!

 

『横須賀から甲子園』

さりげない私の夢です

 

 

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